ESCAP/WMO 台風委員会「キンタナール賞」を受賞

台風委員会は、アジア太平洋地域において、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と世界気象機関(WMO)の支援の下に、台風に起因する災害を軽減するための地域間協力を促進することを目的として 1968 年に設立された政府間組織で、現在 14 の国、地域が加盟している。台風委員会では、加盟国・地域の中で台風委員会の使命を達成するために大きな貢献のあった機関に授与される「Dr. Roman L.Kintanar Award(キンタナール賞)」を 2006年に設立し、年次総会開会式で授賞式を毎年行っている。

2020 年キンタナール賞には、洪水予測能力強化プロジェクトを実施した日本の合同チームのほか 1 団体が推薦され、日本の水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)、国建協の合同チームに授与されることとなった。2001 年から 2009 年にかけて ICHARM、JAXA とともに弊協会が実施した洪水ハザードマッププロジェクトで実施したハザードマップマニュアルの作成や台風委員会加盟国・地域のハザードマップを活用した防災、減災や土地利用に関する計画作成の能力強化の功績が認められ、受賞した。

2021 年 2 月 23 日(火)、オンラインで開催された台風委員会第 53 回年次総会開会式の中で授賞式が行われ、弊協会からは水資源・防災部長 徳永が出席し、授与された。

 

台風委員会第 53 回年次総会の様子

 

キンタナール賞トロフィ

 

Dr. Roman L. Kintanar Award について(台風委員会ホームページ):
http://www.typhooncommittee.org/rules-and-procedures-of-dr-kintanar-award/