一般社団法人国際建設技術協会
Infrastructure Development Institute-Japan
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      協 会 活 動

2011.7.6
JICA兵庫 「気候変動適応策水分野における政策策定能力向上」研修実施支援

  2011年6月14日からの11日間、JICA兵庫「気候変動適応策水分野における政策策定能力向上」研修が実施され
社団法人国際建設技術協会としてその実施支援を行いました。本研修は、ベトナム国政府の水資源管理又は防災
管理機関の政府高官に対し、気候変動の適応策に係る政策能力を向上させることを目的としており、同国農業農村
開発省水資源総局副局長を含む6名が研修に参加しました。
研修は気候変動に関わる行政施策の取組み状況や最新の研究成果・適応技術を学ぶための講義と、気候変動に起因する洪水災害に関して具体的な知見を得るための現地視察から成り、気候変動適応策についての理論と実践の両面において幅広い知見が得られるよう構成されています。
講義では東京大学小池教授によって気候変動と水問題について、関西学院大学室崎教授によって近年発生した甚大な洪水被害に照らした防災対策の重要性や東日本大震災の状況等について講義が行われました。
 そして、国土交通省やJICAからの専門家を交えた政策対話も実施されました。
現地視察では荒川下流河川事務所・姫路河川国道事務所や江戸川区での洪水対策の取組み、平成21年に豪雨災害を経験した兵庫県佐用町における河川改修事業、兵庫県六甲山での砂防事業等について解説を受け、防災対策におけるハードとソフトの両面の取組みの重要性を理解して頂きました。
また各訪問先においては、住民と協力した防災活動や災害時における情報伝達のあり方等について、活発な意見交換が行われました。
研修員からは日本の技術の先進性だけでなく、法律に基づいた体系的な河川管理・防災体制がベトナム国でも大いに参考になるとの声も寄せられ、本研修の達成度として研修員から非常に高い評価を頂きました。
河川局長への表敬

 今後もこのような研修を通じ、主にアジア地域における気候変動による洪水の危険性についての認識が高まるとともに、その適応策についての取組みが進められることが望まれます。なお、本年11月下旬にはアジア各国を対象として同様のテーマに関する研修が予定されておりますので、その実施状況については改めてご報告させて頂きたく思います。
江戸川区スーパー堤防視察 閉 講 式